フランス語の会話力が足りないと感じる4つの理由
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Introduction
French(あるいは他の言語)の学習については、多くの偏見があります。
そのいくつかをご紹介しましょう。
子供のうちは簡単に学べるが、大人になってからでは流暢に話せない。
Frenchは難しすぎる。母国語にないものは習得できない。
ネイティブの先生に教えてもらったほうがいい。
逆に、自分と同じ母国語の先生をつけたほうがいい。
And so on.
実際、私の考えでは、これらの偏見には当たっているものと当たっていないものがあります。
しかし、いずれにせよ、フランス語の上達は、あなたのマインドセット、勉強の仕方、そして、文法や語彙を100%理解できなくても大丈夫かどうかに大きく左右されます。
この3つが揃っていれば、比較的早くフランス語の会話ができるようになる可能性がぐんと高まります。
正直に言えば、フランス語を習得するための魔法のような方法は存在しません。
時間とエネルギーの投資なくして、それは実現しません。
特に母国語と大きく異なる言語の場合、Frenchに囲まれているだけでは、フランス語の能力は向上しません。
とはいえ、理論的な文法書を毎日何時間もかけて勉強し、単語リストを暗記する必要はないでしょう。
実際、私はそれをお勧めしません。
退屈なだけでなく、うまく言葉を話すためにはあまり効果的ではないからです。
この記事では、自分が話したいことを話し、できるだけ多くのことを理解するため、また知識不足や能力不足を避けるための4つの一般的なヒントを紹介します。
フランス語の学習方法が自分に合わないと感じるのはなぜですか?
少しずつフランス語が話せるようになるメソッド
Frenchを始めてみたい方、
もう一度やってみようかなと考えている方、
もうすでに勉強していて、インターネットでいろいろな勉強方法を探している方。
インターネットには、あまりに多くの情報があって、困ってしまいますよね。
どの知識が正しいのか、
自分のレベルに合っている情報はどれなのか、
特に、自分が興味を持てる教材はどんなものなのか、見つけるのが本当に難しいです。
このサイトでは、DELFのレベルや難易度に沿って、内容が掲載してあります。このサイトでは、特にA2からB2レベルの方、つまりは初中級・中級・上級の方に向けて教材を掲載しています。
テーマや文法、語彙についてなにかご提案あれば、メールにてお気軽にご連絡くださいね。
初心者の方にとっては、わかりやすい教材というのは大切です。かつ、教科書や授業に比べて、いろいろなシチュエーションを体験できるような教材を使いたくないでしょうか。 私たちは、日常生活で使えるような内の教材を提供しています。
初中級~上級の方に関して言えば、日常会話については問題ないかと思います。でも、知識を積み重ねていくだけでは、コミュニケーションのレベルは上がっていきません。簡単な文章、やさしいボキャブラリーを使うのがおすすめです。ある程度お勉強されてきた方だと、少々複雑なテーマを話したり、流暢に自分の考えを述べたくなるものです。もちろん悪いことではないのですが、そうなると言葉が急に出てこなくなってしまいますよね。どんな言語を学んでいたとしても、それは往々にしてあることです。
どうしてなのでしょう?
それは単純に、より明確な文章を作り上げることに慣れていないからなのです。
語学を勉強・練習する目的は、複雑な文章を作り出すことではありません。1番最初の目的は、その言語においてコミュニケーションをとれるようになる、ということです。皆さんの中には、おそらくフランス語圏に行きたい・住みたいという人もいることと思います。その場合には、日常生活でのコミュニケーションがまず第一目標になりますよね。それが少々進んでくると、レッスンの中でも、自分の好きなこと、見たもの、体験したことなど、会話のテーマが発展してきます。これに付随して、より多くの基本的な文章や語彙が必要になります。言いたいこと・知っていることはたくさんあるのに、言葉にできず、とてももどかしいものです。そこをクリアするためには、自分にぴったりの独学の勉強方法を知って、複雑な文章を作る足がかりを作る必要があります。こうなるとどうでしょう、文法にとらわれず、流暢にフランス語を話せるようになりますよ。
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もう少し広く見てみましょう。フランス語圏には旅行するだけと思っている場合でも、フランス語を勉強することで、たくさんの良いことがありますよ。
まず申し上げておくと、みなさんの頑張り次第で、フランス語はばっちり習得できます。ゼロからスタートしても、問題なく話せるようになりますよ。もし先生がいるなら、みなさんの力を最大限引き出してくれることと思います。自分なりの勉強方法も見つけられるはずですよ。
「勉強」というと、つまらなくて繰り返しばかり、と思いがちですが、もう少し刺激のある学習内容もあるものです。例えば、読む、聞く、想像する、話す、遊ぶなど、いろいろなアプローチがあります。また、自分に合った勉強方法を見つけることも可能です。フランス語のレッスンに時々出て教科書を読む、というのは、フランス語を楽しんで学ぶことには、繋がりにくいものです。忙しかったとしても、読解やコミュニケーションは、大きな刺激を生みます。スポーツで考えてみてください。ジョギングを開始した日は、とても疲れますが、繰り返していけばどんどん慣れていきます。もしジョギングできない日があったら、物足りないような気持ちにすらなります。ゆっくり始めて、少しずつ自分のできる範囲を広げていくと良いですよ。
こうした良いサイクルにうまく乗れれば、話す力がどんどん上がっていきますよ。
フランス語の勉強法を詳しく知りたい方はclick here..
フランス語ができるようになると、いろいろ楽しいことがあります。
まず、ほかの言語が喋れると、ちょっと誇らしい気持ちになりませんか?
さらに言えば、言語は他の国の文化のひとつです。言語を理解できればできるほど、その言語を母語として喋る人たちの考え方を理解することができます。
また、言語学習は脳にも良い影響があります。ある程度の年齢を重ねたあとは、頭をスッキリ保っておきたいですよね。
フランス語学習は、みなさんを違う世界へ連れていきます。日常的に達成感を得ることにもつながります。
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違うアプローチでフランス語を取得する方法
大きな声でフランス語を音読しましょう
最初は、頭の中で読むと良いでしょう。次に、改めて声に出して読んでみてください。始めはちょっと変な感じがするかもしれません。でもこのアドバイスを信じてください!フランス語を覚えるため、フランス語の練習に慣れるために、とても有効なんですよ。
音読は、第一段階です。
教科書の内容も読めるようになるし、インターネットの記事にもチャレンジできます。
まるまる一冊の本を読むということであれば、ぜんぶを音読するのは疲れますし、ちょっと無理があるかもしれません。本って電車で読みたい時もありますしね。そういう場合には、頭の中での音読に変換しましょう。
Frenchは読まないアルファベットもあり、発音と読みは、レベルによっては難しいものです。でも、読んでいけば読んでいくほど、どんな単語でもスルッと読めるように慣れていきます。もし、なにかの単語を読むのにつまずいてしまったら、Google翻訳にその単語を打ち込んで、読み上げてもらいましょう。Google翻訳は、翻訳ツールとしてはまだ完璧ではありませんが、単語などを読み上げてもらうのには、とても便利なんです。
フランス語での翻訳に詳しく知りたい方は、click here..
声に出して話す、というと、なんだか気恥ずかしくなってしまうかもしれません。1人でやるのではなく、他の人とやると考えてみるとどうでしょう。フランス語話者と話すことは、みなさんにとって一番おもしろいことのはずです。他のフランス語学習者と話すことも、たのしいですよね。会話の中で、ちょっとした間違いがあったとしても、大したことではありません。確かに、間違ったまま表現を覚えてしまうリスクもあります。でも、「間違えているかも?」という意識さえ、喋る人たち同士で持っていれば、リスクは少ないものです。いつでも修正することができます。
では、周りにフランス語スピーカーも、フランス語学習者もいない人はどうすれば良いのでしょう? ちょっと想像してみてください。みなさんが、新しい言葉を覚えたとします。そしたら、その言葉を使って、いくつか文章を作ってみましょう。このように、文脈で言葉を覚えると、ずいぶん簡単なんです。さらに、ボキャブラリーや文法を思い出す練習にもなります。時制や主語を変えれば、活用の復習にもなりますよ。
フランス語で読む
とても効果の出る練習方法が、読むことです。
読めば、文脈の中で単語の意味を理解することができます。複雑な文法のルールをわかっていなくても、良い表現の仕方を学ぶことだってできます。文法のルールを勉強したら、会話で使いたくなりますよね。でもそれが、その状況に合っていない使い方であることもあります。それはいたってふつうです。文法よりも、フランス語の使い方のほうが大事だからです。ではその使い方はどうやって身につくかといえば、フランス語を聞いたり、フランス語の映画を見たり、フランス語を読んだりするのが有効です。最終的なゴールは、意識せずに、聞いたり・見たり・読んだりした表現を、会話で使うということです。このように、読むことは言い回しや文構造、文脈で語彙を使うことに慣れる良いステップとなるのです。でも読むのって時間を取る作業ですし、みなさんは他にもたくさんやることがあるかもしれません。
まずは、朝の30分。ふだんはテレビやインターネット、SNSを見ていませんか?その時間だけでも良いので、フランス語を読むことに集中してみてください。無理なら、15分でも良いです。結果は速く、目に見えて現れますよ。
インターネットで文章を読めば、ボタン一つで分からない単語を調べられたり、翻訳できたりする時代です。本を読むのだって、タブレットやスマートフォンから、キンドルを使えば良いだけです。こういったツールはある程度のお値段するものですが、単語を押すだけで意味が分かるなんて、時間がたくさん節約できるというものです。もし紙のほうが良いなあという人は、そのままでも大丈夫です。単語を調べるのに少々足止めはされますが、紙の本、紙の辞書を選んでもらって問題ありません。
フランス語の勉強のための時間を作ろう
前述したとおりではありますが、やはり読解や、音読についてはそのための時間を作る必要があります。
この点は、どうしても学習者にとってはネックになりがちです。
なんでも始めた時は、やる気があってたくさん時間を費やしたくなるものです。でもそのあとは、日常に追われて、どんどん離れていってしまいます。私たちの脳はおサボり癖があるので、フランス語を読んだり、練習問題をやったりするよりも、インターネットをいじってリラックスしたくなってしまうものです。とっても強い意志の持ち主でない限り、みなさんそういうものです。
でも、みなさんが毎日元気で、そして静かな場所で毎日15分でも時間を作ることができれば、結果は着実についてくるものですよ。
個人的に言えば、朝起きた時が一番、時間もつくりやすくて、元気で勉強への意欲も高いなと思います。なので、私の朝のルーティンはこんな感じです。スマートフォンもインターネットも使わず、まず一杯のコーヒー。勉強している言語の文章を声に出して読みます。大きい声の時もあれば、小さき声の時もありますし、頭の中だけで読むときもあります。状況に合わせて変えています。
ご自身の都合の良い時間や、適した環境に合わせてやってみてください。少しでいいので毎日、規則的に。それだけで十分です。
Frenchの教科書や、レッスンで学ぶことは、とても良いことです。これ以外に、フランス語を始める良い方法がないというのもありますね。でも基礎さえ身につけば、教科書での勉強にも限界がでてきます。みなさんのフランス語の世界が、自己紹介をしたり、レストランに行ったり、道をたずねたりなど、基本的なものに限られてしまいます。これでも良いのですが、例えばフランス人の先生や友達などに、「最近どう?」とたずねられたりすと、途端に緊張してしまわないでしょうか。先週末何をしていたとか、映画のこと、これからの予定のこと、知っている単語を使ってシンプルに説明できるはずなのに、言葉になりませんよね。ここでのアドバイスは、フランス語の会話力アップの手助けになるかなと思います。
フランス語を毎日勉強するのに加えて、もしフランス語の先生がいるのなら、それもとっても良いこです。先生は、生徒さんが最大限話ができるよう促したり、重要なポイントとなるところを補ったりして、会話力をしっかり引き上げてくれるからです。
フランス語の勉強と練習は、みなさんに良い刺激をあたえてくれること、間違いなしです。
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なぜ、いつもフランス語が足りないと感じているのでしょうか?
フランス語の目的を意識する
フランス語習得に向け、時間とやる気を失わないようにしよう
フランス語がしゃべれるようになるには、どれくらいの時間が必要なんだろう?
どのレベルまで行けば、フランス語で会話ができるようになるんだろう?
どうやってフランス語が話せるようになるんだろう?
習いたての人は、みんな定期的に考えてしまうことです。
フランス在住の日本人がやっているサイトで、すでにこの質問に対する答えが載っています。特に、このレベルに達するまではこれくらいの学習時間が要る、などはよく書いてありますね。
なので、私はちょっと違う角度からこの問題にアプローチして、次の2つの質問について考えていきますね。
どうやってフランス語が話せるようになるんだろう?
フランス語で会話するためには、なにを完璧にすれば良いんだろう?
まずは、「フランス語で会話する」ということが何を意味するのか、具体化していきましょう。
フランス語話者と知り合うこと?
フランスを旅行して、滞在中ずっとフランス語をしゃべること?
リラックスして、自分のやっていることや好きなことをすべて語ること?
いろんなテーマの話題でも詳細に話ができること?
飲み会に参加してみんなでわいわいおしゃべりすること?
家族や友達など、良い関係を持つこと?
ネイティブみたいに話すこと?
などなど…
ご覧のとおり、「フランス語を話す」って、いろんなことを意味するんですよね。
現実的でやる気の出る目標を持とう
以下、レベル順に、ざっくり目標リストを作ってみました。
- 自分に関する基本的な情報を出しながら、フランス語で自己紹介する。
- 相手のことをよく知るため、質問をする。
- 自分の好きなこと・趣味について話す。
- フランス語圏の国を旅行する。注文したり、買い物したり、簡単なコミュニケーションを現地の人として、楽しい気持ちになる。
- 自分の習慣について話す。ルーティン、仕事、家族、友達、お出かけなどなど。
- 自分の計画について話す。転職、引っ越し、旅行、趣味、お出かけなどなど。
- 何かを詳細に説明する。今週やったこと、自分の仕事、日常の出来事などなど。
- 見たことある映画、読んだことある本、出席した講義について話す。
- 難しい分野について詳細に話す。科学技術、職業、社会問題、政治などなど。
- 2人以上のフランス語ネイティブと、テーマを変えながら会話をしていく。
1〜4の目標のためのコースに興味がある方は、click here..
フランス語で詳しく説明するようになるためのコースに興味がある方、click here..
フランス語を始めたてだという人は、まずは1のステップを目標にしましょう。これが出来るようになってきたなと思ったら、次は2に進みます。これを繰り返していけばOKです。
はしごをひとつずつ登っていくような感覚です。高いところにある棒に手を伸ばしてはいけません。これが、モチベーションアップの大切なポイントなんです。
初心者で、ステップ9を目標にしたとしたら、どうでしょう。ゴールが遠くて迷子になってしまい、モチベーションがどんどんしぼんでしまうのです。
フランス語圏にいる人は…
みなさんの中には、フランスで生活をしている人、あるいは住みたいと考えている人もいるのではないでしょうか。そういう人たちは、フランス語の学習目標がちょっと異なってきます。
- その国で生きる。買い物をしたり、注文をしたり、自分が置かれている環境を理解する。
- 出会う。英語を使わずに、現地の人とコミュニケーションを取る。
- 現地の人のことをよく知る。情報交換をする。
- 自分が誰なのか、どんなことを考えているか、何に興味があるか、詳細に表現する。
- 周囲の人たちと自然なコミュニケーションを取る。例えば、旦那さんが現地の人だったら、その家族や友人たちとおしゃべりする。
- 複数人の飲み会での会話でも、迷子にならず次々変わるテーマについていく。
- 自分のレベルは掴むため、DELFのような試験を受けて合格する。
- 現地の人と一緒に仕事をする。専門的な用語も理解し、詳しい説明もする。
- 専門的な分野でも、余裕で内容を理解し、発言する。
- ほとんど辞書を使わず、本を読んだり、映画を見たり、いろんなイベントに参加したりする。
仕事に関するフランス語を詳しく知りたい方は、click here..
人によって順番が前後することもありますが、ぜひひとつの基準にしてください。
それでは、フランス語を定着させる・習ったことを忘れないために、基本的なアドバイスをお伝えしますね。
フランス語を定着させるため、母語で考えるのをやめよう。
ステップをクリアしていくためには、フランス語学習をレゴブロックのように考えるのがおすすめです。
まずは、基礎となる部分を再確認しましょう。
簡単な文構造
発音
- 完璧じゃなくても良いので、カタカナらしい発音をやめる
- 重要な音を聞き分ける
フランス語の発音に詳しく知りたい方は、click here..
読み
- 習ったことをおさらいする
- 少しずつ新しいボキャブラリーを覚える
- 文法につまずくことなく、フランス語を自分に浸透させる
- フランス語を使う時、母語で考えるのをやめる
次に、習ったことを口頭・筆記で使えるように練習します。
新しく習ったこと・これまで習ってきたことを、うまく組み合わせて使っていきましょう。
少しずつ、複雑なフレーズもつくれるようになりますよ。
そうして、文と文とをどんどんつなげていくのです。
そうすると、こんなことができるようになります。
- 文章が書けるようになる
- 自分が習ってきたことだけで一つのテーマについて話せるようになる
- ちょっとしたお話を作れるようになる
こうしてレゴを積み上げていく感覚は、フランス語を繰り返し学習することに繋がります。
だからこそ、よく覚えておいていただければと思います。
フランス語の単語の覚え方を詳しく知りたい方は、click here..
多くの生徒さんが、意識せずによくやってしまう失敗として、「文章を作らない」ということがあります。いつもショートカットしようとしてしまうのです。
ただ会話の中では、一語で答えられる質問もよく出てくるので、これは特にコミュニケーションにおける問題ではありません。
それよりも、フランス語を定着させる上でより問題なのは、以下のようなことです。
- これまで習ってきたことを繰り返し練習しておらず、忘れてしまっている
- 練習していないので、自分の知識をどう使ったらいいか分からない
学習の効率を上げるためには、想像力も大事にできると良いですよ。
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フランス語が上達しているかどうかは、どのように確認するのですか?
フランス語が上達したり、
次のステップへレベルアップしたりする時、
知識が積み重なっていきます。
これは明らかに良いことです。
でも、同時に、あなたの中に矛盾した二つの感情が生まれます。
自分が進歩していることを実感します。
より多くのことを理解できるようになりました。
そして、より幅広いテーマについて、詳細に話すことができるようになりました。
しかし一方で、より高いレベルに到達することで、
ほとんどゼロからのスタートのように感じます。
上記の現象を言葉にするならば、こんな感じでしょうか。
あなたが小さな部屋にいると想像してみてください。
あまりスペースがありません。
あなたは部屋の隅々まで知っています。
すべてのものがどこにあるか正確に知っています。
これはフランス語の初級レベルです。
会話になりそうな話題はほとんどありません。
ボキャブラリーや文法も少ないです。
別に簡単だと言っているわけではありません。
ハードルは高いので、モチベーションを保つ必要があります。
発音、読解、文法、活用などの基本を身につけなければなりません。
しかし、あなたは自分の困難や間違いに簡単に気づくことができる空間にとどまっているのです。
あなたは自分の表現空間をコントロールできるのです。
次にあなたは、慣れ親しんだ小さな部屋のドアを開けてみます。
そして、少し大きめの部屋を発見するのです。
より多くのもの、より多くのスペースがある空間です。
つまり、中級の手前まで来たということです。
あなたは、自分がより多くの知識を蓄え始めていることに気づきます。
と同時に、より多くのことを管理しなければならなくなったと感じます。
冠詞や活用など、細部にまで気を配る必要があるのです。
あなたは、日常生活に関連したより多様なトピックについて話す可能性があります。
しかし、フランス語が自然に出てくるまでの練習が不足しています。
あなたは確かに大きな進歩を遂げました。
しかし、あなたのレベルでは、自分が望んでいることについて話すことに、まだ不自由さを感じています。
辛いと感じる時は、進歩している証拠です。
坂を上っているということです。
ちょっと苦しいけど、やりがいがあります。
それからしばらくは特に何もありません。
停滞するのです。
ガイドラインもなく、自発的にフランス語で話さなければならない時、
なかなか言葉が出てきません。
何度も同じことを繰り返してしまいます。
これ以上うまく言えません。
“最近どう?”と聞かれたら
あなたは、自分に起きた出来事について話したいと思うでしょう。
でも、そのための語彙や文法、表現がないことに気づいてしまいます。
言いたいことが言えないもどかしさが募ります。
自分のコミュニケーション能力に限界を感じているのでしょう。
出来事を語るのに役立つフランス語表現に興味がある方は、click here..
そして、新しい扉を開けます。
たくさんの物がある広いリビングルームに入ります。
今度は、部屋の中のすべての物の位置と機能を覚えるのが難しくなってきました。
あなたは文法的な知識や語彙をたくさん蓄えています。
しかし、それをどのように会話の中で使えばいいのかがわかりません。
これは理解できることです。
自分自身や日常生活については流暢に話すことができるようになりました。
しかし、より具体的なトピックについて話すことは、あなたにとって初めてのことです。
だから、あなたはフランス語を話す本当の能力を持っていますが、
まるで初級に戻ったかのような感覚を覚えます。
実は、B1の初めは、多くの語学学習者が勉強をやめてしまうターニングポイントなのです。
十分な知識を持っていると感じてやめるか、
あるいは、自分のフランス語能力が足りていないと感じてうんざりしてやめるかのどちらかです。
次に、上級になったときのことを想像してみてください。
そこでドアを開けると、もっと広い応接室に出られるようになっているのです。
この記事を読んでいる人の中には、私が何を言っているのかわかる人もいるかもしれませんね。
上級レベルになると、まるで最初から始めたような気分になってしまいます。
私自身、このような段階を経験しています。
私が伝えたいのは、大きい建物をイメージして、扉を開けるとどんどん大きな部屋が出てくるということです。
これらの段階を経ることは、正常で、至って普通のことです。
これは段階を踏んで前進しているということです。
時には逆のことを感じるとしても。
一方、1年以上フランス語を勉強しているのに、フランス語で簡単な会話をすることもままならないという方は、
問題は別のところにあるのでしょう。
不向きな方法で勉強していたり、
学習への投資が不足していたり、
先生の教え方が非効率であったり、
Etc.
To conclude
私は15年以上フランス語を教えてきましたが、生徒さんの関心を惹き続ける、というやり方を取っています。みなさんが気になるテーマを扱い、そこにどんどんボキャブラリーや文法を盛り込んでいくというかたちです。新しいことを学習する最も良いやり方は、フランス語風に言うと、「便利」と「快適」を結びつけるということです。つまり、自分の好きなことや、お仕事で役に立ちそうなことを、フランス語で読み、書き、話せばよいのです。もしすでによく知っているテーマについてであれば、理解も早く、話すのも簡単ですよね。
フランス語学習は、みなさんの生活に良い刺激を生むことでしょう。
なにか気になることがあれば、なんでも聞いてください。
みなさんのフランス語学習が、実り多いものとなるよう、お祈りしております。