フランス語の勉強法:インプットのための4つのコツと3つのテクニック

Podcast of article content in French

Introduction

あなたは、フランス語の勉強を始めたばかりか、または勉強の経験がある方のどちらかだと思います。
勉強のためのモチベーションがあります。
でも、意欲があってもなかなか上達しないと感じていますね。
インプットしないといけないことがたくさんあります。
発音、文法、語彙、様々な状況における表現などです。
大人になって、外国語の勉強をもう一度始めるのは簡単なことではありません。
学生時代の勉強方法はあまり効果的ではなかったかもしれません。
学習者によって、好きな勉強方法は異なります。
この記事の目的はあなたに勉強法を指示するというものではありません。
目的はあなたに勉強のキーポイントをご紹介することです。
そうすれば、勉強の時間を無駄にしなくて済みます。

この記事の内容のほとんどはフランス語のインプットのコツのご紹介です。

フランス語の基礎を身につける

フランス語の文法を身につける

シンプルなフレーズの構造

このパートは特にフランス語の初心者にとって興味がある部分だと思います。
でも、中級の方にとってもいい復習になるかもしれません。

Frenchのシンプルなフレーズの構造は下記の通りです。

Sujet + verbe + complément.
主語+動詞+補語

Example :

「Je regarde la télé.」
テレビを見ています。

Qui ? : je
誰が?:私が
Quelle action ? : regarder
何をしている?:見ている
Quoi ? : la télé
何を?:テレビを

「Mes parents et moi regardons une télé dans le magasin d’électroménager.」
親と一緒に電気屋さんでテレビを見ています。

Qui ? : mes parents et moi
誰が?:私の親と私
Quelle action ? : regarder 
何をしている?:見ている
Quoi ? : une télé
何を?:テレビを
Où : dans le magasin d’électroménager
どこで?:電気屋さんで

「Les enfants regardent un film d’animation à la télé.」
子供たちはテレビでアニメを見ています。

Qui ? : les enfants
誰が?:子供たち
Quelle action ? : regarder
何をしている?:見ている
Quoi ? : un film d’animation
何を?:アニメを
Avec quoi ? : à la télé
何で?:テレビで

実践的に何回もフレーズを作れば、正しい語順を身につけられます。
フレーズの成分を分類してみるのもいい練習ですね。
Frenchの難しさは、ただ語順だけを気にしていればよい、という訳ではないことです。
動詞の活用も気にしなければならないのです。

先ほどの例で、「regarder」(見る)という動詞は、主語が下記の3つの人称のうちどれかによって変化します:je(私), nous(私たち), ils (彼ら)

冠詞のことも考慮しないといけません。

フランス語の冠詞

前述の例をもう一度見てみましょう。

la télé テレビ
→ メディアとしてのテレビ

une télé テレビ
→ 数えられる機械としてのテレビ

à la télé テレビで
→ 子供たちが映画を見る場所としてのテレビ。

un film d’animation アニメ
→ いくつかのアニメがある中の、一つのアニメ。

en français フランス語で
→ 映画の言葉

フランス語冠詞の主な種類:

不定冠詞:un, une des
普段は、数えられる物や人・動物などについて使います。

定冠詞:le, la, les 
普段は、会話の中でみんながすでに知っている物や人・動物などについて使います。
または、今見えている物や人・動物などについて使います。

部分冠詞:du, de la, des
ある適当な分量を表します。
例えば、ケーキの一部を食べた場合、「du gâteau」と言います。
または日常生活で特に量は決まっていないけれども、習慣的に食べたり飲んだりしているものに使います。
例えば、「毎日コーヒーを飲んでいます。」→ 「Je bois du café tous les jours.」
または数えられないものを表します。
例えば、「Il y a de la lumière.」(灯りがあります)

前置詞:au, à la, aux
前置詞は場所を表すときに使います。
または特別な動詞と一緒に使います。
例えば、「Je mange au restaurant.」(レストランで食べます。)

フランス語の勉強法
パリのレストラン・カフェ

フランス語冠詞の勉強は退屈そうに見えるかもしれませんが、
冠詞を正しく使うことで、言っていることの微妙なニュアンスの違いを伝えることができます。

フランス語の冠詞を詳しく勉強したい方は、click here..

フランス語での質問

クローズドクエスチョン:
Est-ce que  (…) ?

Example :

Est-ce que tu aimes la cuisine française ?
フランス料理は好きですか?
→ Oui, j’aime la cuisine française. 
好きです。
→ Non, je n’aime pas la cuisine française.
好きではありません。

オープンクエスチョン:
Qu’est-ce que (…) ?
(…) quoi ? 

Example :

Qu’est-ce que tu manges au déjeuner ?
Tu manges quoi au déjeuner ?
昼ご飯は何を食べますか?
→ Je mange de la viande, des légumes et du riz.
肉と野菜とライスを食べます。

場所を聞く時:
Où ?

Example :

Tu habites ?
どこに住んでいますか。
→ J’habite à Paris.
パリに住んでいます。

est le restaurant ?
レストランはどこにありますか。
→ Le restaurant est à côté.
この近くにあります。

複数の人や物の中から選ぶ時:
Quel ?

Example :

Quel film tu veux regarder ?
どの映画を見たいですか。
→ Je veux regarder un film policier.
クライム・サスペンスが見たいです。

Quelle est votre profession ?
あなたの職業はなんですか。
→ Je suis employé(e).
会社員です。

Quels films français tu as vu ?
どのフランス映画を見ましたか。
→ J’ai vu “Les saveurs du Palais”.
「Les saveurs du Palais」を見ました。

Quelles actrices tu aimes ?
どのフランス人女優が好きですか、
→ J’aime Catherine Frot et Catherine Deneuve.
Catherine Frot と Catherine Deneuve が好きです。

方法を聞く時:
Comment ?

Example :

Comment tu vas au bureau le matin ?
朝はどうやって会社に行きますか。
→ Je vais au bureau en vélo.
自転車で行きます。

Tu étudies le français comment ?
どうやってフランス語を勉強していますか。
→ J’étudie le français avec un livre.
本を読んでフランス語を勉強しています。

動詞の活用を身につける

人称代名詞

フランス語の動詞活用は覚えにくい、という学習者の方もいます。
人称代名詞によって、動詞の語尾が変わります。

人称代名詞:

Je 私
Tu あなた
Il 彼
Elle 彼女
On 私たち、人々
Nous 私たち
Vous あなた、あなたたち
Ils 彼ら
Elles 彼女たち

Example :

Je parle 私は話す
Tu parles あなたは話す
Il parle 彼は話す
Elle parle 彼女は話す
On parle 私たちは話す、人々は話す
Nous parlons 私たちは話す
Vous parlez あなたは話す、あなたたちは話す
Ils parlent 彼らは話す
Elles parlent  彼女たちは話す

普段よく使う人称代名詞は jeとtuです。
だから、他の人称代名詞がなかなか定着しません。

動詞活用の練習

フランス語の動詞活用をあまり練習しないと、実際に使う時、思い出しにくいです。

シンプルな繰り返しの練習をご紹介します。
サイコロを使います。
各数字は人称代名詞を表しています。

1 = je
2 = tu
3 = il, elle, on
4 = nous
5 = vous
6 = ils, elles

ステップ1

サイコロを振って、出た数字の人称代名詞で動詞を活用します。

「chanter」(歌う)という動詞の例を見ましょう。

1 = je chante
2 = tu chantes
3 = il, elle, on chante
4 = nous chantons
5 = vous chantez
6 = ils, elles chantent

もし、サイコロを持っていない場合は、こちらのサイトを利用してみてください。

ステップ2

複数のサイコロを使うこともできます。

例えば、同時に二つのサイコロを使うとします。
一つのサイコロは人称代名詞を表します。
もう一つのサイコロは動詞を表します。

左のサイコロ:

1 = je
2 = tu
3 = il, elle, on
4 = nous
5 = vous
6 = ils, elles

右のサイコロ:

1 = parler 話す
2 = chanter 歌う
3 = regarder 見る
4 = écouter 聞く
5 = aimer 好きである
6 = travailler 働く

できる組み合わせの例:

5 + 2 = vous chantez あなたは / あなたたちは歌います
3 + 5 = elle aime 彼女は〇〇が好きです
6 + 6 = ils travaillent 彼らは働きます
1 + 4 = j’écoute 私は聞きます
2 + 3 = tu regardes あなたは見ます
4 + 1 = nous parlons 私たちは話します

ステップ3

動詞の活用をより定着させるために、
シンプルなフレーズを作ってみてください。

Example :

3 + 4 = On écoute une chanson. 私たちは歌を聞いています。
2 + 6 = Tu travailles à Tokyo ? あなたは東京で働いていますか。

ステップ4

その練習をしながら、今まで学んだことを復習することもできます。

例えば、文中に否定形を追加します。

3 + 2 = Elle ne chante pas. 彼女は歌いません。
3 + 4 = On n’écoute pas de musique classique. 私たちはクラシック音楽を聞きません。
5 + 1 = Vous ne parlez pas espagnol ? スペイン語を話せないの?

例えば、「Est-ce que  (…) ?」のクローズドクエスチョンを文中に追加します。

6 + 5 = Est-ce qu’elles travaillent beaucoup ? 彼女たちはたくさん働いていますか。
4 + 6 = Est-ce que nous travaillons aujourd’hui ? 今日、私たちは仕事ですか。
6 + 2 = Est-ce qu’ils chantent au karaoke ? 彼らはカラオケで歌いますか。

And so on.

時制を身につける

Frenchには、たくさんの時制があります。

Le présent 現在
Le futur proche 近未来
Le passé récent 近過去
Le passé composé 複合過去
L’imparfait 半過去
Le futur 未来

「regarder」という動詞の例:

Le présent : je regarde 私は見ます
Le futur proche : je vais regarder  今から見ます
Le passé récent : je viens de regarder 見たばかりです
Le passé composé : j’ai regardé 見ました
L’imparfait : je regardais 見ていました
Le futur : je regarderai 見ます

ステップ1

先ほど使ったサイコロをもう一度使ってみましょう。
前述の動詞リストを用いて、今回は三つのサイコロを振ります。

左のサイコロ真ん中のサイコロ右のサイコロ
1 = je
2 = tu
3 = il, elle, on
4 = nous
5 = vous
6 = ils, elles
1 = parler
2 = chanter
3 = regarder
4 = écouter
5 = aimer
6 = travailler
1 = le présent 
2 = le futur proche
3 = le passé récent
4 = le passé composé
5 = l’imparfait
6 = le futur

Example :

4 + 4 + 3 = nous venons d’écouter 私たちは聞いたばかりです。
4 + 1 + 2 = nous allons parler 私たちは今から話します
1 + 5 + 4 = j’ai parlé 私は話しました

ステップ2

フレーズを作ってみます。

Example :

4 + 5 + 5 = Nous aimions Paris avant mais maintenant nous préférons la campagne.
昔はパリが好きでしたが、今は田舎の方が好きです。

3 + 2 + 2 = On va chanter à la fête.
パーティーで歌います。

5 + 6 + 4 = Vous avez travaillé samedi dernier ?
先週の土曜日は働きましたか。

特殊な動詞もみてみましょう。

être である
avoir 持つ
faire する、作る
prendre 取る、乗る
aller (to go)
vouloir 〜が欲しいです / ~したいです

And so on.

フランス語の語彙を身につける

重要な語彙を知る

DELFのレベルに沿った単語

新しい単語を学ぶ前に、あなたのレベルで最低限必要な単語がどれか知ることが大切です。

DELF(フランス語学習の資格)はCECRL(ヨーロッパの共通基準に準拠した言語試験)です。
DELFの資格は世界中で永遠に通用します。

DELFの各レベルはフランス語の一般的な能力が身に付きます。
レベルのまとめ:
DELF A1:サバイバルに必要な、最低限のコミュニケーション
DELF A2:日常生活のコミュニケーション
DELF B1:物事の説明ができて、日常生活のコミュニケーションより細かくできる
DELF B2:特殊な分野について話す、ストーリーを語れる、見た映画や読んだ本について細かく説明ができる
ここでは、DELF C1とC2のことについてはご紹介しません。それらは、フランス語ネイティブに近いレベルです。

DELFを詳しく知りたい方は、click here..

日常場面での語彙

身につけないといけない語彙がはっきりしている方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、仕事のための語彙が必要な場合、
または特定の分野に興味がある場合などです。

逆に、どんな語彙を覚えればいいかがわからない方もいらっしゃるかもしれません。

これから、基礎的なフランス語会話の語彙をご紹介します。

自己紹介に関するいくつかピックアップした語彙リスト:

S’appeler (je m’appelle) 〜と申します
→ Je m’appelle Laurent.
私はローランと申します。/ 私はローランです。

Avoir (j’ai) 持つ(私は持っています)
→ J’ai 43 ans.
私は43歳です。

数字について詳しく知りたい方は、click here..

Être (je suis) 〜である(私は〇〇である)
→ Je suis professeur de français.
私はフランス語の先生です。
→ Je suis français.
私はフランス人です。
→ Je suis en forme.
元気です。
→ Je suis fatigué.
疲れています。

Faire (je fais) + une activité する、やる(私は〇〇をしています)+ スポーツや趣味などの活動

le sport スポーツ
la peinture 絵を描く
le chant 歌
la calligraphie 書道

→ Je fais du sport.
私はスポーツをやっています。
→ Je fais de la peinture.
絵を描いています。
→ Je fais du chant.
歌を歌っています。
→ Je fais de la calligraphie
書道をしています。

Aimer (j’aime) 〜を好きである
→ J’aime la musique classique.
クラシック音楽が好きです。
→ J’aime la cuisine italienne.
イタリア料理が好きです。

フランス語の勉強法
Art contemporain 現代アート

être passionné(e) de / par
熱中している
→ Je suis passionné par l’art contemporain.
現代アートに熱中しています。
→ Je suis passionné de cuisine.
料理に熱中しています。

あなたの日常生活に関する単語のリスト:

Travailler (je travaille) 働く(私は働いている)
→ Je travaille à Paris.
私はパリで働いています。

Se lever (je me lève) 起きる(私は起きます)
→ Je me lève à 7h.
私は7時に起きます。

時間の表現について詳しく知りたい方は、click here..

Faire les courses 買い物をする
→ Je fais les courses après le travail.
仕事の後、買い物をします。

Faire le ménage 掃除をする
→ En général, je fais le ménage chez moi le samedi.
普段、土曜日に掃除をします。

Avoir le temps 時間がある
→ Je n’ai pas le temps de faire le ménage en semaine.
平日は掃除する時間がありません。

あなたの仕事に関する単語リスト:

Une entreprise 会社
→ Je travaille dans une petite / grande entreprise.
私は小さい/大きい会社で働いています。

Un employé / une employée 社員
→ Je suis employé dans une entreprise américaine.
私はアメリカの会社の社員です。

un / une  collègue 同僚
→ J’ai une nouvelle collègue.
新しい(女性の)同僚がいます。

仕事の表現について詳しく知りたい方は、click here..

オフィスでの活動の表現について詳しく知りたい方は、click here..

あなたの旅行/休暇に関する単語リスト:

Un séjour / séjourner 滞在、滞在する
→ Je vais faire un séjour d’une semaine en France.
フランスに一週間滞在します。
→ J’ai séjourné en chambre d’hôte.
民宿に泊まりました。

À l’étranger 海外
→ Je veux faire un séjour à l’étranger.
海外に行きたいです。

Un voyage 旅行
→ J’ai fait un voyage à Paris.
パリを旅行しました。

Une visite / visiter 訪問、訪れる
→ J’ai visité le musée du Louvre et le château de Versailles.
ルーブル美術館とヴェルサイユ宮殿を訪れました。

Un monument (historique) 歴史的建造物
→ J’ai visité des monuments historiques.
歴史的な建物を訪れました。

Un achat / faire des achats / acheter 買い物、買い物する、買う
→ J’ai acheté des souvenirs pour ma famille et des amis.
家族と友達のためのお土産を買いました。

Un musée 美術館
→ Je voudrais visiter le musée Picasso à Paris.
パリのピカソ美術館に行きたいです。

他にも単語のテーマは色々ありますが、
先ほどの単語リストを使えば、自分のことを十分話せますし、
自分がやりたいこともきちんと表せます。

あなたの語彙力を伸ばす

読書であなたの語彙力を伸ばす

「フランス語の翻訳」の記事で、フランス語での読書について説明しました。

ご覧になりたい方は、こちらへ。

フランス語での読書は強力な学習ツールです。
つまらない理論的な説明を避けて、フランス語を自分のものにします。
そうしたら、いくつかのことを身につけられます:
新しい単語
文脈における単語の使い方
今まで学んだ単語の復習
シチュエーション別の適切な表現
動詞の活用の復習
And so on...

読書に役立つツール

「フランス語の翻訳」の記事で、フランス語での読書について説明しました。
Kindleなどの電子書籍を使ったら、あなたにとって興味深いテーマのフランス語書籍を読むことができます。
でも、中級より下のレベルなら、使いこなすのが難しいかもしれません。

これから、あなたの読解を練習するサイトをご紹介します。

TV5monde “Apprendre le français” 

上記のサイトでは、各レベルのコンテンツを提供しています。
A1、A2、B1、B2
初心者から上級者までの各コンテンツです。

各レベルで、様々なテーマのコンテンツがあります:ニュース、社会問題、文化などです。

短い紹介ビデオ:

リスニング力を伸ばす

全部は聞き取れないことに慣れる

大切な情報を聞き取る

フランス語の音声を聞く時、全部は分からなくて混乱してしまいます。
フラストレーションも感じてしまいます。
90%わかったらまだ良い方です。
でも、中には90%以下の理解量だったら、気まずく思う人もいるでしょう。

けれど、50%理解できていればOKです。
もし、80%理解できていれば、上出来です。
音声の主な情報がちゃんと聞き取れているということですね。
そうしたら、リスニングの問題に答えられますし、
聞き取れた内容をまとめることができます。

特に、完璧主義の方は全部理解していないと、フラストレーションを感じてしまいます。
他の国より日本でそういう方が多いかどうかはわかりませんが、
間違いや答えがわからないことに対して、アレルギー反応を示す学習者に多く出会ってきました。
どこの国かは関係なく、人間として、集団の前で間違うのは誰でも嬉しいことではありません。
それでも、「失敗は成功の母」であることは、誰もが知っています。試行錯誤しながら、いろいろなことが学べます。

調査するようなイメージでフランス語の音声を聞き取ってみてください。
まずは手がかりを見つけます。
その手がかりに基づいて推測をしてみます。
できれば、その推測が正しいか検証してみます。

具体的なリスニング練習の場合を想定してみましょう。

  1. まずは全ての音声を聞きます。
    聞き取れたことをメモします。
  2. そのメモを使ってフレーズを作ってみます。
  3. そして、音声の主な内容について推測をしてみます。
  4. 自分が間違えたかどうか、先生に聞いてみます。
    → 「Qu’est-ce qui est différent entre mon hypothèse et la bonne information ?」
    「私の推測と実際の内容はどこが違いますか?」
  5. 少しずつ、音声の内容が分かってきたら、その内容をまとめます。

音声の内容理解がどの程度であったとしても、
重要なのはフランス語をアウトプットしながら楽しむことです。

フランス語の勉強法
リスニング

会話で情報を確認する

会話の中でも、先程と同じことが当てはまります。

でも、日常会話の中で、相手はあなたの推測を確認している時間はないかもしれません。

問題は、分からなかったフランス語で止まってしまうということです。
「分からなかった」と直接言えなかったり、
理解できなかったと言い出せなかった場合は、
混乱してしまって、もう話せなくなってしまいます。
そうなると、会話の糸が切れてしまうし、
相手も困惑してしまいます。
あなたも恥ずかしくて悪いループにはまってしまいます。

相手に期待し過ぎず、
会話中で迷ったら、質問しても構いません。
例えば、分からない単語や表現を聞いたら、こう言います:

「Excuse-moi, je n’ai pas compris ce mot : 〇〇」
「すみません、〇〇という単語がわからなかった。」

もし、その表現に近い言い方があると思ったら、確認するためにこう言います:

「Quand tu dis 〇〇, ça veut dire 〇〇?」
「〇〇って、〇〇という意味ですか?」

あなたのリスニング力を伸ばす

ユーチューブの動画

もし、フランス語の教科書を持っていたり、
フランス語学校に通ったりしていれば、
フランス語の音声を聞く機会があるかもしれません。
リスニングはヨーロッパの外国語標準能力の一つであり、
コミュニケーションの能力でもあります。

問題は、必ずしも毎回音声のテーマに興味があるわけではないことです。
ある時は、自分でも興味があるし、テーマについて詳しかったりします。
そうしたら、聞き取りやすくなります。
逆に、ある時は、テーマについて全く知らないし、全然興味がないかもしれません。
その場合は、退屈な練習になってしまいますね。

楽しみながらリスニング力を伸ばすためには、
ユーチューブのサイトに簡単にアクセスすることもできます。
原語字幕の設定ができる動画が多いです。
字幕は完璧ではありませんが、内容は大体合っています。

興味深いテーマを選んで、その動画について、フランス語字幕もしくは日本語字幕を設定します。
おすすめなのは、ビデオの音声を聞きながら、字幕を読んでみることです。
全てわからなくても構いません。

フランス映画

この記事読んでくれる方の中で、フランスの映画が好きな方がいるかもしれません。
その方の場合、映画の中にある会話を理解できたら、より楽しく見ることができます。
ただ、正直に言って、これは中級レベルに達していないと難しいです。

しかし、難しくても、字幕を読みながらいい練習になります。
生徒さんに「何かおすすめのフランス映画がありますか?」とよく聞かれます。
それぞれの好みによりますから、これはちょっと答えにくい質問ですね。

例えば、フランス料理に興味があれば、「Les saveurs du palais」を紹介したいです。
この映画はAmazon primeにありますが、日本語字幕しかありません。
これは、フランス大統領専属シェフの物語です。

おすすめのシリーズはNetflixの「Lupin」です。
Frenchか日本語の字幕、どちらでも設定ができます。

後は、パリ、建物、マンション、ライフスタイルに興味がある方には「L’agence」を強くおすすめします。
パリとフランスの高級マンションや一軒家の不動産会社を取り扱ったリアリティ番組です。

To conclude

外国語を学習する中で、
上達する期間がある一方、
上達しない、または能力が下がったりする期間もあります。

しばらくは、新しい情報をインプットできますが、
すぐにはそのインプットしたものを自然には使いこなせません。

それはごく普通のことです。
重要なのは、忘れないように効果的な練習をすることです。

フランス語をアウトプットする方法は、次の記事で見ていきます。

Similar Posts