フランス語の挨拶
Introduction
誰かと会った時に最初にすべきことは、挨拶です。
挨拶はしばしば会話の糸口にもなります。
状況に適した表現を使い、スムーズにフランス語会話を始めましょう。
学習者はしばしば、中級レベルであっても挨拶の方法に迷うことがあります。
中級レベルだとフランス語で多くのことについて話すことができるのに、です。
それでは、フランス語の挨拶についてもっと詳しく見ていきましょう。
フランス語の「Bonjour」
フランス語の「こんにちは」
「Bonjour」.という単語は皆さんも恐らくご存知なのではないでしょうか。
どのようなシチュエーションであれ、誰かに会った時には“Bonjour”と言います。
誰かとは、親しい人、友人、同僚、行政機関の職員、知らない人などです。
「bonjour」は相手の立場によって、カジュアルな表現にもフォーマルな表現にもなり得ます。
フランス語の「こんにちは・こんばんは」
友人や親しい同僚であれば、「Bonjour」のかわりに「Salut.」と言うこともできます。
Bonjourとbonsoir
「Bonjour」が使えるのは何時まででしょうか?
正確な時間はなく、通常午後の終わりごろまでです。
日が暮れたら「Bonsoir.」と言います。
友人や親しい間柄の人に対しては、「bonjour」 や 「bonsoir」の代わりに「Salut」 を使うこともできます。
フランス語における会話の始め方
近況を尋ねる
「bonjour」と言ってから本題に入る前には、何を言えばいいのでしょうか?
例えば、「Comment ça va ?」 と言うことができます。
この表現はかなりカジュアルです。
友人や親しい同僚などに対してはより短い形の「Ça va ?」を使うこともできます。
ただ、注意すべきことは
初対面の人に対して「Ça va ?」は砕けすぎています。
初対面、または年上の人に話しかける場合、「Comment allez-vous ?」と言ってください。
近況を尋ねることは、相手のことを気にかけていると相手に示すことにつながります。
より踏み込んだ質問
もし既にA2レベルのフランス語力をお持ちでしたら、会話を始める際により踏み込んだテーマを取り上げることもできます。
例えば、待ち合わせの場所までスムーズに来ることができたかどうか相手に尋ねてみるのはどうでしょう?
前から知っている人や親しい間柄の人に対しては、「Tu as trouvé facilement ?」(問題なく来られた?)と問いかけることができます。
敬意を表したい相手、また、ビジネスやフォーマルな場面で初めて会った人に対しては、
「Vous avez trouvé facilement ?」(難なくいらっしゃることができましたか??)と尋ねましょう。
フランス語で「さようなら」は?
フランス語の「さようなら」
フランス語で「さようなら」を言います。
「Au revoir」
会話の最後には、相手と別れる前に挨拶をしましょう。
「Au revoir」と言うことができますが、この言葉は「bonjour」ほど使われません。
なぜならば、「bonjour」よりも少しフォーマルなうえ、やや冷たい印象を与えるからです。
会話において「Au revoir」を使うのは、少し不自然な場合もあります。
フランス語の「また今度!」
例えば朝に家を出る時には、 「au revoir」とは言いません。
「au revoir」と言うと、一度出かけたきり帰らないという印象を家族に与えかねません。
このような場合は、「À plus tard.」
「À tout à l’heure.」(また後で)
や「À ce soir.」(また今夜ね!)などと言います。
これは「相手と近々また会う」ということを意味します。
友人との会話においては、「À bientôt.」(またね)という表現がしばしば使われます。
この表現は、「相手といずれまた会うものの、それがいつになるかは分からない」ということを意味します。
その日のうちに再び会うわけでも、また会うのがずっと先になるわけでもありません。
少し漠然としていますが感じのいい表現です。
またフォーマルすぎることも、カジュアルすぎることもありません。
会話を終える際に、「良い時をお過ごしください」という意味になる言葉を加えるのもいいでしょう。
午前中、あるは午後の早い時間に「au revoir」などの別れの表現を言う際には、「Bonne journée.」(良い一日を!)
や「Bon après-midi.」(よい午後の時間を!)という言葉を添えましょう。
16時や17時頃の場合、「良い一日を!」と言うには少し遅いので、「Bonne fin d’après-midi.」 (午後の終わりが良いものになりますように)や「Bonne fin de journée.」(一日の終わりが良いものになりますように)といった表現を使うことができます。
特に同僚に対しては、「bonne fin de journée de travail」(今日の仕事も問題なく終わりますように!おつかれさま!)と言うこともできます。
そのほかにも、ごく簡単に「Bonne soirée.」(よい夕べを!)と言うこともできます。
友人や親しい同僚に対しては、「bonjour」 や 「au revoir」 という意味にもなる単語「Salut.」(この場合は「じゃあね」という意味です)を使うこともできます。
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フランス語の感謝
もし、誰かに感謝したいとき、
例えばビジネスでの場で、
こう言えます:
「Je vous remercie pour ce rendez-vous.」
打ち合わせのお時間を頂戴し、ありがとうございました。
今度連絡する旨を追加することができます。
「Je vous recontacte très bientôt.」
近いうちにご連絡致します。
もしまた連絡してもらいたい場合:
「J’attends de vos nouvelles.」
ご連絡をお待ちしております。
か
「J’attends votre appel.」
「J’attends votre message.」
よくあるシチュエーションの例
フランス語の朝挨拶
家から出る時、家族に「いってきます」と言う場合。
「Bonne journée. À ce soir.」
良い日を、また今夜。
職場に着いたとき。
「Bonjour. Comment ça va 」
おはようございます。元気ですか。
プロフェッショナルな打ち合わせに。
「Bonjour. Comment allez-vous ?
Vous avez trouvé facilement ?」
こんにちは。お元気ですか。
場所はすぐお分かりになりましたか。
新しいカフェに友達を誘うとき。
「Salut, ça va ? T’as trouvé facilement ?」
久しぶり。場所はすぐ分かった?
「さようなら」を表現する時
18時です。お先に失礼します。
「お疲れ様」という気持ちを表現したい場合。
「Bonne soirée. À demain.」
良い夜を。
また明日。
プロフェッショナルな打ち合わせを終える際。
「Je vous remercie.
J’attends de vos nouvelles.
À bientôt.」
本日はありがとうございました。
ご連絡をお待ちしております。
引き続きよろしくお願いします。
カフェで友人と楽しく過ごしました。
「さようなら、またね」を表現したいとき。
「Salut, à la prochaine.」
またね。
あなたも、様々なシチュエーションを想像して、
挨拶の表現を使ってみてください。
最後に
フランス語の挨拶を上手に使うことができると、
フランス語会話がスムーズに始まります。
会話をスムーズに始めることができれば、
良いコミュニケーションの雰囲気が作れます。
あなたのフランス語知識を使えますし、
楽しく話せます。