フランス語の単語の覚え方:3つのコツ、5つのテクニック

フランス語で、記事の内容の音声

はじめに

あなたはフランス語の勉強中の方です。
初心者か中級の方でも、
フランス語の単語が定着しないと、挫折を感じます。
「思い出せない」、「暗記ができない」、「もう若くないからなかなか難しい」
などと自分を責めてしまいます。

この記事では、どうしてフランス語の単語が定着しないか、
どうすれば、場合に合った適切な言葉を思い出せるのかをご紹介します。

フランス語の単語を学ぶためには魔法はありません。
でも、脳の研究で立証された方法があります。

フランス語単語の特徴

あなたのレベルで重要な単語

初級のフランス語単語

フランス語を始めるときに、どんな単語を覚えればいいかなと悩みますね。

迷わないように、あなたのレベルにとって一番大切な目的を最初に理解した方がいいです。
A1の最低限の目的はフランス語が母国語の方とコミュニケーションをとることです。
自分のことを話したり、シンプルな質問をきいたりすることができるレベルです。

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全く初めての方でしたら、まずはこういうボキャブラリーを覚えた方がいいです。

Vous présenter :
自己紹介

s’appeler 〜と申します
être である
avoir 持つ
la profession 職業 
employé(e) 社員
professeur(e) 教師
étudiant(e) 学生

などなど。

Parler de vos goûts 好みについて話す:

aimer 好きである
la cuisine 料理
un film 映画
un acteur / une actrice 俳優
un chanteur / une chanteuse 歌手

などなど。


Les loisirs 趣味:

le sport スポーツ
la musique 音楽
la lecture 読書
regarder 見る
écouter 聞く
faire する

などなど


パリの地下鉄入り口

Les lieux importants よく行く場所

un parc 公園
un supermarché スーパー
un hôpital 病院
une école 学校
une mairie 市役所
une station de métro 地下鉄の駅
une gare de train 駅

などなど

それから、自分のことを話すためのフランス語、
相手を知るための言葉、
街で移動するための単語などです。

初中級のフランス語単語

A2ではレベルには、日常生活について話したり、
仕事のことを喋ったり、
過去・現在・未来のことを表現したりします。

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日常生活のことを話すためのいくつかのフランス語単語

se lever 起きる
se coucher 寝る
se doucher シャワーを浴びる
se préparer 出かける準備する
s’habiller 服を着る
se maquiller メークする
se raser 髭を剃る
prendre les transports 交通機関に乗る 
la vie quotidienne 日常生活
rentrer chez soi 家に帰る
faire le ménage 掃除する

などなど。


仕事のことを話すためのいくつかのフランス語の単語

un employé 社員
un collègue 同僚
un projet プロジェクト
une entreprise 会社
un bureau オフィス

などなど。


時間について話すためのフランス語の単語

hier 昨日
aujourd’hui 今日
demain 明日
le matin 朝、午前
le midi 昼
l’après-midi 午後
le soir 夜
la nuit 夜中
une semaine 一週間
un mois 一ヶ月間
un an 一年間
le passé 過去
le présent 現在
le futur 未来

などなど。



バカンスについて話すためのフランス語の単語

la montagne 山
la mer 海
la campagne 田舎
un musée 美術館
un  hôtel ホテル
visiter 訪れる 
un monument モニュメント、記念碑

などなど

中級と上級のフランス語単語

B1レベルでは、日常会話(日常生活、仕事、趣味、計画など)のさまざなテーマについて細く話せるようになります。

B2レベルでは、詳しく説明するようになり、
特定のテーマについて話します。

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住んでいる場所についてのいくつかのフランス語の単語

un logement 住宅(戸建て、アパート、マンション)
un bien immobilier 持ち家
un loyer 家賃
la surface 広さ
la vue 眺め
la luminosité 日当たり
un habitant / une habitante 住人
un voisin / une voisine 隣の人
la propreté 綺麗さ
la saleté 汚さ
une colocation ルームシェア

などなど。


パリでの結婚

家族関係のフランス語の単語:

un adulte 大人
une génération 世代
les origines 先祖
célibataire 独身
le mariage 結婚
le divorce 離婚
la tradition 伝統
une séparation 別れ
transmettre 教育する

などなど。


仕事のついて話すためのいくつかのフランス語の単語:

des horaires de travail 仕事の時間
un emploi du temps スケジュール
une réunion ミーティング
rencontrer des gens 人を出会う
fournir un service サービスを提供する
un supérieur 上司
un salarié 労働者
le chômage 失業
un employé à temps complet フルタイム労働者
un employé à temps partiel パートタイム労働者
démissionner 辞職する
postuler 応募する
embaucher 雇う
une mutation 転勤
un salaire 給料
un salaire horaire 時給

などなど。


社会関係のフランス語の単語:

habituel / habituelle 普通の、通常の
s’adapter à 〜に合わせる
l’usage 習慣、常識
particulier / particulière 特別な
se fâcher 怒る
un ennemi 敵
un adversaire 競争相手
accueillant / accueillante おもてなし
s’intégrer 同調する

などなど

各レベルのフランス語単語を全て書いているわけではありませんが、
どんな単語が必要か少しはわかってきたかもしれません。

より詳しくフランス語の単語を勉強した方は、日本語でのTV5monde 「Apprendre le français」おすすめします。こちらへ

日本語の単語と異なる点

フランス語にはないの日本語の日常単語

外国語を勉強し始める時、難しいのは、母国語と完全に合う単語を見つけることです。
いくつかの言葉は文化の関係で、外国語に翻訳したい時、適当な言葉をなかなか見つけられません。
特に、日本語の中でよくある現象です。

いくつかの例を見てみましょう。

「おはようございます」
フランス語ではどんな場面でも「bonjour」と言います。
仕事の場面でも特別な挨拶はありません。

「お疲れ様です」

この表現をフランス語に直訳するなら、こうなります。
「Je vous remercie pour la peine que vous vous êtes donnée.」
ですが、これは特別な場面で言うものであって、日常的には使いません。
日常の挨拶としてはこのように言います。
「Au revoir. Bonne soirée.」

「よろしくお願いします」
先ほどと同じようにこの表現も、フランス語に直訳するなら、こうなります。
「Je compte sur vous s’il vous plaît.」
ですが、これは合っていない訳ではないですが、正確な翻訳とも言えません。
この表現が表しているニュアンスに近いものは、こう言います:
「Je te / vous remercie. À très bientôt.」

日本語のいくつかの単語や文は、日本語からフランス語に訳せますが、直訳はできません。

「違うよ。」
直訳すると、「C’est différent.」です。
でも、フランス語で日本語の意味に最も近いのは「Attends, c’est pas ça!」です。

この記事のテーマは翻訳ではないので、
フランス語の翻訳について、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください
文脈の中で、フランス語の単語を覚えた方が良いのです。
何でもかんでも、日本語に無理に当てはめようとしてはいけません。
私自身もそうだったのでわかりますが、効果が出るどころか、逆効果でした。

フランス語の単語の覚え方で注意すること

フランス語の中には、簡単に翻訳できない、日本語とフランス語で直接対応していない単語があります。

例として、初級レベルでよく使う単語を見てみましょう。
「avoir」の動詞
「être」の動詞

そのまま覚えてしまうと、下記のように言ってしまう可能性があります。
「Je suis 30 ans.」
でも、正しい表現はこうです:「J’ai 30 ans.」

これは典型的な語彙の問題です。

新しい単語を覚えたら、その単語が色々な場面でどのように使われるかを考えて使ってみてください。

例:

une semaine 一週間
初心者によくある間違いは
「La semaine est occupée.」です
それは日本語的な思考から出てきた直訳です。
「今週は忙しい。」
正しい文は
「cette semaine, je suis occupé(e)」

「Je suis occupé(e) cette semaine.」です

これについては、次のパートで詳しく見ていきましょう。

フランス語の単語の増やし方

文脈でフランス語単語を覚える

フレーズの中で覚える

学んだフランス語の語彙をより定着させられるし、正しい使い方もよりわかってきます。

例として、いくつかの単語をみてみましょう。

Venir de 〜から来る

  • Je suis venu directement du bureau.
    会社から直接来ました。
  • Je viens de Paris.
    パリから来ました。
    出身はパリです。
  • Je viens de finir le travail.
    今仕事が終わったところです。

動詞 venir de には、移動を表す意味、出身地・実家を表す意味、そして近過去を表す意味、全部で3つの意味があります。

パリの夕焼け

Le bureau / un bureau オフィス / 机
の2つの意味があります。

  • J’ai installé un bureau dans mon salon pour le télétravail.
    リビングにデスクを設置して、テレワークを行っています。
  • Je vais au bureau seulement une fois par mois.
    会社に行くのは月に1回程度です。

この「bureau」という単語には、オフィスと家具の机という2つの意味があります。


Faire する

  • Je fais du sport quand il fait beau.
    天気の良い日はスポーツをしています。

「する」という動詞は、いくつかの場面で使われます。
この文の中では、アクティビティと天気について使われています。

単語のリストを暗記するのではなく、その単語が使われている文そのものを身につけた方が良いのです。

あなた自身が関心のある文脈を想像してみる。

複数の場面で単語の使い方がわかってきたら、
あなたの生活の中で関心があるフレーズを考えてみてください。

もし、経験したことを思い出しながら、
その場面に関係あるフレーズを作ることができたら、
フランス語単語が定着しやすくなります。

例えばフランスでのバカンスから帰ったばかりで、こう言います:

「Je viens de passer les vacances en France.」
「フランスのバカンスから戻ったばかりです。」

「Je ne veux pas pas aller au bureau demain.」
「明日から仕事に行きたくない。」

「Je veux faire encore un voyage en France.」
「またフランス旅行に行きたいです。」

自分で作ったフランス語のフレーズを通して、感情的で特別な思い出を振り返りやすくなります。
特別な思い出は暗記をサポートしてくれます。
特別な出来事があった日は、その日に何をしていたのか、思い出しやすいです。

その現象とフランス語の単語を連動させることができます。

あなたの日常生活に関係あるフレーズを作ってもいいですね。

例:

  • Je suis employé dans une petite entreprise de 15 personnes.
    私は15人の中小企業の社員です。
  • J’habite dans un appartement, au troisième étage.
    私はアパートの3階に住んでいます。
  • Je vais au supermarché pour acheter des fruits.
    フルーツを買う為にスーパーに行きます。

などなどです。

各フレーズの場面を想像してみてください。

フランス語単語を定着させるためのテクニック

大きい声で発音する

フランス語を覚えるために、大きい声で発音したり、音読したりしてください。

もし、いきなり音読するのが難しい場合は、まず頭の中で一回読んでみてください。
それから、もう一度音読してみてください。
一番効果的なのは、1・2回繰り返して流暢になるよう改善する方法です。
長い文章の場合は時間がかかりますから、あなたに役立つフレーズだけ繰り返すのでも大丈夫です。

文章を読む時、たまに、これから会話で使いたいフレーズを見つけることがあります。
それらのフレーズは、今まで言いたいのに言えなかった表現を教えてくれます。
あるいは、今まで何度も繰り返してしまった間違いを改善させてくれます。
そういうフレーズを何度も繰り返すのは良い練習方法です。

語彙リストを使って短いストーリーを作る

前述で、語彙リストを丸暗記する方法はお薦めしませんでした。

実際は、語彙リスト自体は悪くはないんですが、暗記方法があまり良くないんです。
暗記するのは、すぐ後のテストのためにでしたら効果的ですが、
外国語の勉強のためにでしたら、会話の際すぐには思い出しづらいです。

しかし、レッスンで語彙のメモを暗記したい場合は、短いストーリーを作ってみても良いです。
人間は、関連のない単語の羅列より、ストーリーの中での方がより単語を記憶しやすくなります。

カフェの犬

語彙のリストの例:

grand / grande 大きい
une boite 箱
un chien 犬
un café カフェ、コーヒー
un quartier 地域
chanter 歌う
une chanson 歌
une moto バイク

この語彙を使って短いストーリーを作ってみましょう。

「Dans le café du quartier, il y a un chien dans une grande boîte. Il chante une chanson de moto.」
この地域のカフェで、大きい箱の中に犬がいます。この犬はバイクの歌を歌っています。

ユニークなストーリーは暗記しやすいです。

でも、歌う犬のようなおかしなストーリーを創るのが苦手な方もいるかもしれません。

その場合、頭の中で、馴染みの場所にあるとイメージしてみます。
例えばさっきの単語のリストを使って、よく行くカフェのスペースを想像してみます。

「Dans le quartier (…) il y a un café.
Je vais au café en moto.
Devant le café, il y a un grand chien.
On chante une chanson à la radio.」
近所にはカフェがあります。
バイクでカフェに行きます。
カフェの前に、大きい犬がいます。
ラジオで誰かが歌を歌っています。

重要なのは、頭の中できちんと想像することです。
そうしたら、より定着させやすくなります。
友達に見た映画のストーリーを紹介する時のように話しやすくなります。

歌いながら暗記する

もし、流暢にフレーズを読めなかったら、
自分で歌を作って、それに合わせて読んでみます。
歌いながらフレーズを発音すると、より流暢に発音ができるし、暗記しやすくなります。

そのままの文章より、歌詞の方が覚えやすいですね。
音楽性があるからですね。

単語を学ぶ時は、その覚え方を使ってもいいです。

おわりに

どの外国語の学習者も語彙が足りないと感じています。

それは、学習と実践の時間が充分に足りていないうちは、普通の現象です。

たくさんの新しい語彙を覚えるには自分にプレッシャーをかけない方がいいです。
まずは、自分にとって興味がある分野の語彙を学んでみるのがいいです。
例えば、料理が好きなら、料理に関係する単語を学びます。
音楽にハマっていたら、音楽に関係ある語彙を学びます。
などなどです。

あなたに合う覚え方のテクニックを使ってみてください。

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